『環境と公害』編集委員会

日本環境会議へ


第50巻第1号 2020年7月

  タイトル 執筆者
リレー・エッセイ 新型コロナ感染の第二波と複合災害への備え 寺西俊一 1
創刊50周年記念 公害・環境政策の課題——『環境と公害』50周年記念に寄せて 宮本憲一 2
創刊50周年記念 編集顧問・宮本憲一に聞く(上) 大島堅一 9
特集1 改めて問われる環境保全と公共性   14
特集1 特集にあたって 寺西俊一 14
特集1 「環境権と公共性」――環境利益の公共性への覚書 淡路剛久 15
特集1 環境アセスメントと公共性――公正で合理的な仕組みとは 原科幸彦 22
特集1 持続可能な社会実現のための情報公開・参加――公共性の視点から 礒野弥生 28
特集2 東日本大震災と原発事故<シリーズ40>:相次ぐ原発賠償判決の評価と課題   34
特集2 最近の判決における『自主避難(区域外避難)者』の賠償請求について――山形地裁判決の批判的検討を中心に 吉村良一 34
特集2 原発事故賠償訴訟山形・札幌地裁判決における国の責任論――山形訴訟・北海道訴訟の地裁判決の検討 下山憲治 40
特集2 避難者訴訟仙台高裁判決及び小高に生きる訴訟東京高裁判決の検討――区域内避難者の損害論 大坂恵里 46
特集3 諫早湾干拓問題の検証と今後の課題   52
特集3 特集にあたって 山下英俊 52
特集3 問われる司法と有明海の再生――豊かな「宝の海」を未来世代に 堀良一 53
特集3 有明訴訟最高裁判決の評価と課題――最高裁判決から諫早湾干拓紛争の混迷の原因を考える 長島光一 60
特集3 諫早湾干拓問題の現地視察報告 羽島有紀・渡邉綾 67
書評 羽山伸一著『野生動物問題への挑戦』 吉田正人 71

第50巻第2号 2020年10月

  タイトル 執筆者
リレー・エッセイ 水俣病被害者互助会訴訟判決について 淡路剛久 1
創刊50周年記念 編集顧問・宮本憲一に聞く(下) 大島堅一 2
特集1 東日本大震災と原発事故<シリーズ41>:核汚染被害をめぐる国際制度比較   7
特集1 特集にあたって 尾崎寛直 7
特集1 世界の核実験被害補償制度の掘りおこしと国際比較研究――核兵器禁止条約を踏まえて 竹峰誠一郎 8
特集1 権利と尊厳の回復への長い道のり――オーストラリア・ニュージーランド(ANZ)の核実験被害補償 細川弘明 14
特集1 中国における核実験被害者補償措置――軍人恩給福祉を中心に 楊小平 20
特集1 フランス核実験被害者補償制度――「因果関係の推定」をめぐる攻防 真下俊樹 26
特集1 カザフスタンにみる旧ソ連核実験被害援護措置 平林今日子 32
特集1 米国における被曝補償制度――RECAの考察を中心に 玉山ともよ 38
さんぽみち 「根っこ」から地域再生を考える 佐無田光 44
特集2 ストック公害としての米軍基地汚染   45
特集2 特集にあたって 村山武彦 45
特集2 「汚染地」という新たな負担――沖縄・返還跡地の課題 島袋夏子 46
特集2 沖縄の米軍基地周辺の有機フッ素化合物による環境汚染 小泉昭夫・原田浩二 52
特集2 米国情報自由法と日本における米軍による環境汚染 ジョン・ミッチェル 58
特集2 基地汚染の法的課題 渡邉知行 64
緊急報告 インドLGポリマーズ・スチレンガス漏えい事故と健康被害――州事故調査委員会の報告書を受けて責任追及へ 古谷杉郎 70
書評 吉田千亜著『孤塁――双葉郡消防士たちの3・11』 除本理史 71

第50巻第3号 2021年1月

  タイトル 執筆者
リレー・エッセイ 電力を「つくる責任、つかう責任」 原科幸彦 1
特集1 公害資料館の現代的意義と課題   2
特集1 公害経験継承の課題――多様な解釈を包むコミュニティとしての公害資料館 清水万由子 2
特集1 公害資料館ネットワークにおける協働の力 林美帆 9
特集1 公害資料の収集と解釈における論点 清水善仁 16
特集1 教育資源としての公害資料館――アウトリーチに胚胎する未来 安藤聡彦 23
特集1 「困難な過去」から「地域の価値」へ――公害経験の継承をめぐって 除本理史 30
特集1 倉敷市水島における環境学習のまちづくり――公害資料館づくりに向けて 藤原園子 37
特集1 水俣病を語り継ぐ朗読活動 川尻 剛士 40
特集2 東日本大震災と原発事故<シリーズ42>:原子力発電の後始末   42
特集2 原子力発電が残した負の遺産処理に向けて 大島堅一 42
特集2 福島第一原発廃炉計画の批判的検討 ―― 燃料デブリ長期遮蔽管理方式の提唱  ―― 筒井哲郎・滝谷紘一 45
特集2 ALPS処理汚染水問題が問いかけるもの――意思決定前に政府がなすべき4つのこと―― 満田夏花 51
特集2 放射性廃棄物問題の全容と課題ーー国民的議論の出発点の再定位に向けてーー 茅野恒秀 57
特集2 行き詰まる再処理・核燃料サイクル 松久保肇・大島堅一 63
会議動向 第5 回「原発と人権」全国研究・市民交流集会in ふくしま オンラインプレシンポジウム――福島原発事故から10 年 これまで と これから―― 羽島 有紀 69
書評 大塚健司『中国水環境問題の協働解決論 :ガバナンスのダイナミズムへの視座』(晃洋書房、2019) 礒野弥生 70
書評 菅野拓『つながりが生み出すイノベーション:サードセクターと創発する地域』(ナカニシヤ、2020) 関耕平 71

第50巻第4号 2021年4月

  タイトル 執筆者
リレー・エッセイ 人と動物の共通感染症と生物多様性の保全 磯崎博司 1
特集1 東日本大震災と原発事故<シリーズ43>:大震災・原発事故から10年 2
特集1 日本社会はなぜ変われないのか――被災地は問いかける 長谷川公一 2
特集1 津波被災地と被災者の今 吉野英岐 6
特集1 東日本大震災から10年の被災地の今――生活習慣や伝統文化のもつ復元力 本間照雄 12
特集1 気仙沼市の防潮堤問題に見る法制度の慣性――なぜ大谷海岸しか抜本修正できなかったのか 中澤秀雄 18
特集1 女川の復興と原発再稼働 黒田由彦 24
特集1 原発事故被災地・富岡町の10年――復興政策を問う 高木竜輔 30
特集1 原発事故の被害と復興過程の同時進行が意味するもの――持続可能性の回復に向けて 藤川賢 36
特集2 アスベスト被害の全面救済に向けて 42
特集2 アスベスト被害救済制度のあり方 吉村良一 42
特集2 隙間なく、より公正・完全な補償・救済の実現のために 古谷杉郎 50
特集2 アスベスト被害に対する「責任」――裁判例における到達点 伊藤明子 56
特集2 建設アスベスト被害補償基金設立に向けて 鈴木剛 63
会議動向 〈北〉と〈南〉を架橋する未来を求めて――IASC-RIHNワークショップ「アジアにおけるコモンズ・ポスト開発・脱成長」 石橋弘之・田村典江 67
会議動向 日本環境会議東京大会開催報告――『環境と公害』創刊50周年記念 第36回日本環境会議東京大会 山下英俊 69
書評 茅野恒秀・湯浅陽一編著『環境問題の社会学――環境制御システムの理論と応用』 除本理史 70
書評 野澤淳史『胎児性水俣病患者たちはどう生きていくか――〈被害と障害〉〈補償と福祉〉の間を問う』 尾崎寛直 71