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◆畑大阪市大大学院教授が「東ガス豊洲跡地の土壌汚染問題」で講演◆
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東京都は、2012年に中央区の築地市場を江東区の東京ガス豊洲工場跡地に移転させる計画を進めており、築地市場跡地は、2016年夏季オリンピックの「メディアセンター」予定地とされています。しかし、東京ガス豊洲工場跡地は、ベンゼン、シアン、ヒ素、水銀、鉛、六価クロムなどの有害物質で土壌や地下水が汚染されていました。現在、土壌汚染対策工事中ですが、「①環境基準の10倍を超える有害物質を含む土壌しか処理しない。②10倍以下の土壌は表層2mまでを環境基準以下に処理する。③地盤面から2.5mの盛土を行う」という対策です。このように、汚染土壌や地下水を現地に残す対策で食の安全は保証されるのかを検証するシンポジウムと現地見学会が2日間にわたり東京で開催されます。JEC関係からは畑明郎・大阪市立大学大学院教授が講演します。事前申し込みは不要、参加料は無料です。
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開催要領は次の通りです。 |
テーマ |
「築地市場の豊洲移転問題を考える」 |
シンポジウム |
〈日 時〉
〈会 場〉 |
2007年2月11日(土) 13:30~16:30
国立がんセンター地下国際会議場
(都営地下鉄大江戸線築地市場駅前) |
〈報 告〉 |
- 「東京ガス豊洲工場跡地の土壌汚染調査と対策の問題点」
畑 明郎(環境学会会長・大阪市立大学大学院教授)
- 「首都直下型地震―その時、豊洲新市場に何が起こるか:災害地質学から見た新市場の懸念材料」
坂巻幸雄(環境学会副会長・元地質調査所)
- 「東京都心部における土壌汚染対策の現状と問題点」
佐藤克春(一橋大学大学院博士課程)
- 「築地市場の豊洲移転問題を考える」
市場を考える会代表(卸業者)
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現地見学会 |
〈日 時〉
〈集合場所〉
〈見学先〉 |
2007年2月12日(祝)09:00(集合)~16:00
築地市場前(都営地下鉄大江戸線築地市場前駅前)
中央区築地市場、江東区東京ガス豊洲工場跡地、江東区日本化学工業跡地(六価クロム鉱滓埋立地)」、北区豊島五丁目団地(ダイオキシン汚染)など |
〈共 催〉
〈協 賛〉 |
日本環境学会・日本科学者会議公害環境問題研究委員会
築地「市場を考える会」ほか |
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