日本環境会議 >>> 日本環境会議とは
日本環境会議とは「日本環境会議」(JEC:Japan Environmental Council)は、世界的にみてもユニークな学際的研究グループである「公害研究委員会」(1963年4月発足)のメンバーが中心となって、1979年6月に設立された組織です。
1979年6月9日〜10日に開催された第1回の設立会議では、それまで日本の公害問題や環境問題の解決のために尽力してきた各分野の主要な研究者、弁護士、医師、ジャーナリスト等の専門家や実務家、環境保全を求める全国各地の市民運動や住民運動のリーダーなどを中心に600名余が集まり、2日間にわたる熱心な討議にもとづいて「日本環境宣言」を採択しました。以来、ほぼ毎年1回の大会やシンポジウム等を各地で開催し、その後における環境政策の動向にも無視できない影響を及ぼしてきました。
1991年11月の第11回会議以降、会員制の組織に移行し、各分野の大学研究者、専門家、実務家、弁護士、医師、ジャーナリスト、全国各地の市民運動や住民運動のリーダー、一般市民、大学院生など、約400名の会員を擁しています(2005年1月現在)。
後掲の主な活動紹介に示されているように、すでに20年以上にわたる歴史を有し、この間に、日本はもちろん、アジア地域を含む国内外の公害被害や環境問題の現状に関する調査・研究を行い、各種の政策提言や出版活動など、多面的な活動を続けています。
この「日本環境会議」(JEC)の大会やシンポジウム等の主な活動については、準機関誌となっている季刊雑誌『環境と公害』(岩波書店発行)(1971年7月創刊の『公害研究』 が1992年9月から改題されたもの)の誌上に、その都度、特集として掲載されています。
また、1990年代以降には、「J-JEC環境図書シリーズ」(実教出版)による出版・啓蒙活動や、『アジア環境白書』シリーズ(東洋経済新報社)の編集・刊行なども行っています。
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