2020年4月、JEC事務局のもとに「諌早湾干拓問題検証委員会」(以下、<諌干検証委>)が新たに設置されました。この経緯は、以下のとおりです。
2019年9月、「よみがえれ!有明訴訟」において、最高裁(2018年7月福岡高裁上告審)が差し戻し判決を下しました。これを受けて、同年11月17日、この有明海訴訟弁護団および公害弁連からの要請により、学際的な研究者グループとしてのJECが関与・協力することになり、2020年1月末、JEC事務局会議にて<諫干検証委>を設置することが提案されました。同年3月15日~16日には、この<諫干検証委>の予定メンバー(うち12名)による諌早湾干拓現地調査が実施され、新年度に入ってから、4月25日:<諫干検証委>第1回全体会議、5月30日:第2回全体会議、6月27日:第3回全体会議、7月25日:第4回全体会議(いずれもZoom会議)が積み重ねられてきました。目下、この<諫干検証委>は、4つのWT(ワークング・チーム)に分かれて、それぞれの検証課題での調査研究を進め、2020年3月末をメドに、報告書および提言書をとりまとめていく予定となっています。
>より詳しくは、『環境と公害』第50巻第1号の「小特集:諫早湾干拓問題の検証と今後の課題」、参照。
「諌早湾干拓問題検証委員会」の第7回全体会議以前の活動記録は以下のとおりです。